山口組顧問弁護士が明かす「暴力団平成史」 私が渡った危ない橋
山口組「顧問弁護士」が明かす暴力団平成史 私が渡った危ない橋(1/2)
「山口組顧問弁護士」。耳慣れぬ肩書だが、三十数年もの間その職掌を全うした人物がいる。山之内幸夫氏(73)。目下、分裂騒動に揺れる日本最大の暴力団の傍らに立ち続けた山之内氏だけに、さぞや世間の常識の及ばぬ「危ない橋」を渡ってこられたに違いない――。
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鉄のベールに包まれた組織の内幕を綴った異色の回顧録『山口組の平成史』(ちくま新書)を世に問うたばかりの山之内幸夫氏に、まず「元山口組顧問弁護士」という立場について問うと、
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