桜を見る会ばかりのウイルスな野党(KAZUYA)
中国湖北省武漢市発、新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
この原稿を書いている段階では日々感染者と死者が増え、日本でも感染者が連日確認されている状況です。
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中国はちょうど春節の休暇ということで、旅行者を介して各国にウイルスがもたらされてしまいました。中国は急ごしらえの病院を作り、春節の休暇を延長し、武漢を事実上封鎖するなど、対応に追われていますが、拡散のスピードに追いついていません。
豪州は湖北省からの帰国者を自国領の離島へ向かわせ経過を観察、太平洋の島国は中国からの渡航者の入国を制限するなど各国必死の対応です。
一方で日本の対応はどうか。武漢在住で希望する日本人はチャーター便で帰国することが出来ましたが、第1便で帰国したうち2名が検査を拒否し、帰宅してしまいました。これについて安倍総理は国会で「本人のためだと説得したが、法的拘束力がないということで、この結果になった」と述べています。今後のためにも、緊急時にはある程度強制的に検査、隔離が出来るような法整備をした方が良いのではないかと思います。さらに感染が予想される該当地域からの渡航制限など考えられることはあるでしょう。
人権という壁はありますが、結果として意図せず感染者がウイルスをばら撒くと、多くの人が害を被ることになります。
その後、検査を拒否した2人も世論の大きな批判を受けてか、検査に応じると申し出ました。出来れば最初からお願いします。
現状の対応はもちろんですが、今後のためにも国会で何らかの立法化へ向け議論に花を咲かせるべきです。しかし国会に咲いているのは桜でした。野党は相変わらず「桜を見る会」を中心に政権への追及を展開しています。
例えば立憲民主党の石垣のり子参院議員は1月29日、参院予算委員会での発言の冒頭で、
「本来であれば、新型肺炎ウイルスの件、また自衛隊の中東派遣など我が国において、我が国に住む人々、その生命と財産、そこに直結する問題を質疑したいところではございますけれども、我が国の安全の最大の障壁になっている、この政権の公文書管理及び公金管理の杜撰さ、責任感のなさを正さなくてはならない」
と述べました。
いや、生命と財産に直結する新型コロナウイルスについてやれよと誰もがツッコミを入れたことでしょう。桜を見る会の追及は結構ですが、優先順位を考えれば、人が死ぬ可能性のある新型コロナウイルスの件が上位に来るのは明白です。これまでの対応を考えると、政権へのツッコミどころはいくらでもありそうなものです。
武漢在住邦人を帰国させたはいいけれど、経過観察用に用意したホテルの部屋が足りず、一部は相部屋になったという笑えない話もありますし、相部屋だった人が無症状の感染者だったことも明らかになっています。
あえてそういう部分を徹底追及しない野党こそ、日本を停滞させるウイルスに思えてきます。