台湾総統選「蔡英文」再選のウラ 中国共産党のあからさまな支援に台湾住民が反発
1月11日、台湾で総統選挙が実施され、民進党の現職・蔡英文総統が、国民党の韓国瑜・高雄市長に過去最多の265万票の大差をつけて再選された。得票数817万231票(得票率57・1%)は、これまた過去最多で、台湾・日本の主要紙では「圧勝」、「大勝」の見出しが躍った。
もっとも、当初蔡英文の「大勝」を予想する声は皆無だった。実際は、国民党候補の背後にいる中国共産党に対する危機感を持った台湾住民が、「蔡総統を負けさせるわけにはいかない」と、雪崩を打って蔡英文に投票したのだ。...