M-1で3位「ぺこぱ」の下剋上が始まる “優しいツッコミ”に松本人志も「いいねぇ!」

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トーク力が高い評価!?

 歴史的な接戦と言われた2019年のM-1グランプリ。最終決戦はミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱの3組が出場し、審査員の投票は6票、1票、0票という結果でミルクボーイが優勝を飾ったのは記憶に新しい。

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 頂点に輝いたミルクボーイが売れっ子になるのは当然だが、意外や意外、0票という結果に終わったぺこぱが、バラエティ番組の制作現場で注目を集めているという。

 最終決戦に残っての3位なのだから、充分な高評価を受けていることは言うまでもない。だが、ひょっとすると「ミルクボーイを超える可能性がある」というのだから興味深い。民放キー局で制作に携わっている関係者が明かす。

「決勝に進んだ3組ですが、大前提として、かまいたちのお二人は既に売れっ子です。私たちスタッフにとって、ミルクボーイとぺこぱの2組が、トーク番組やロケ番組をどれだけこなせるかというのが高い関心事でした」

 少数の例外を除き、民放キー局が地上波で流すバラエティ番組は、お笑い芸人のネタを真っ正面から取り上げることは少ない。今の時代、“ひな壇番組”と“芸人のロケ番組”が視聴率を稼いでいるのはご承知の通りだ。

「結論を先に言えば、2組とも合格点です。ただし、テレビ業界の受け止めを細かく分析すると差異があります。ミルクボーイのトークも充分に面白いのですが、彼らの漫才が絶品すぎるのです。『漫才に比べるとインパクトが足りない』と過小評価される傾向があります。一方のぺこぱは当初、『どうせキャラ漫才で一発当てただけで、トークは期待薄だろう』と先入観を持たれていました。ところが蓋を開けてみると、『喋りも面白いじゃないか!』と評判になっています。こちらは嬉しい誤算というわけです」(同・制作スタッフ)

 この関係者は「特に松陰寺太勇さん(36)のアドリブ力はかなりのものです。今年はぺこぱが大ブレイクするかもしれません」と予想する。

 ぺこぱは、ツッコミの松陰寺太勇と、ボケのシュウペイ(32)の2人組。松陰寺は山口県の高校を卒業後、大阪の音楽系専門学校でサウンドエンジニアリングを学んで上京した。かつてはバンドマンだったのだ。

 一方のシュウペイは神奈川県の麻布大学附属渕野辺高校(現・麻布大学附属高校)に進学し、名門とされるサッカー部に入部した。シュウペイの在籍中、渕野辺高校は全国高校サッカー選手権大会に2度の出場を果たしている。川崎フロンターレの小林悠(32)や名古屋グランパスの太田宏介(32)は同級生、ツイッターでは今も親交が続いていることが紹介されている。

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