プロ野球「投げ込み不要論」は本当に正しいのか 速球派がもてはやされる弊害

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 プロ野球は球春間近。選手は自主トレをスタートし、2月1日のキャンプインから2020年シーズンに向けての調整を続けている。昭和から平成、そして令和へと年号が移り変わる中、オフシーズンの選手の取り組みも、時代とともに変わりつつある。

 キャンプでの練習で、最も変わったのが投手の調整方法だろう。昭和の時代にはキャンプ中に投げ込みを行い、その球数がスポーツ紙の見出しにもなっていた。しかし近年は、投手の肩は消耗品であるという米国流の考え方が広く浸透し、高校野球でも球数制限が設定されるなど、「投げ込み不要論」が主流になりつつある。...

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