みのもんたが語るレギュラー消滅の心境「数字がいいのにどうして?と言われた方がいい」

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休肝日なし

 みのは、こう続ける。

「最近、僕がこれまでやってきたテレビ番組を紙に書くことがあるの。『おもいッきりテレビ』『朝ズバッ!』『学校へ行こう!』『クイズ$ミリオネア』……やたらとやったからね。あれも当たった、これも当たったなって。民放史に残る番組をやらしてもらったのが、僕の唯一の誇りだからね」

「ケンミンSHOW」も、

「高視聴率を13年間キープできて、つくづく恵まれていると思うし、その誇りもある。だからなおさら、数字低迷で番組打ち切りになって“みのさん、いなくなった”と言われるんじゃなくてね。数字がいいのに“どうしていなくなったの”と言われたほうがいいもん」

 と引き際の美学を語り、

「2月までの収録を終えたら、いったんゆっくりさせてもらいます。でも、家業の水道屋が今年で創立80周年。僕は会長に退いたので、これから1年かけて、新社長に経営をバトンタッチしながら、全国の営業所を回りたい。しばらくは水道屋でもうひと働きだ」

 ならば、身体のメンテナンスに気を配らなくては。

「お酒を控えなくちゃいけないんだろうけど、僕、ネオンサインを見ると足腰が軽くなっちゃうからね。僕に、世に言う休肝日はないの。肝臓はコンスタントに働かせないといけない。だからこれからも、ネオン街とお酒、パイプは必需品です。さ、これから国技館に行ってきます。若い相撲取りといっぱいやろうと思ってね。1杯2杯、の1杯じゃなくて“いっぱい”ね」

 それが収録中の居眠りにつながっていたのでは、とのツッコミなど寄せつけぬ、夜の現役続行宣言。年賀の便りを受け取った人々の心配も吹き飛ぶだろう。

週刊新潮 2020年2月6日号掲載

ワイド特集 「麒麟便り」より

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