勝新太郎が舞台でヒップホップ 「おまえたちの新しい川に乗せてくれよ」と言った意味
湯浅学「役者の唄」――勝新太郎(2)
音楽評論家の湯浅学氏が迫る勝新太郎の「唄」。1993年、勝のアルバム「ザ・マン・ネバー・ギブ・アップ」(82年発表)のCD化を打診するため勝プロモーションを尋ねた湯浅氏に、勝本人は「録音し直したい」と告げる。
表と裏、闇と光、それは対立するものではなく一体になっているものだ、と勝新太郎は感じていた。
表通りには必ず裏通りがあり、何かに光を当てれば必ずどこかに影ができる。
当たり前ではないか、という前に、そのことを世界像に照らし合わせてみる。...