日テレ「衝撃のアノ人に会ってみた!」が終了へ 最大の原因はチュート「徳井義実」

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日テレに切る気はなかった

 デイリー新潮は「徳井義実をバッサリ斬ったTBSと“最大限配慮”の日テレ この差はなぜ生まれたか」(11月6日配信)で、当時、日テレが、徳井を切ると言い切れなかったのは、吉本芸人に頼りすぎているためと報じた。

「確かにそうなんです。『衝撃のアノ人に会ってみた!』は、徳井の自粛後も同じ吉本の霜降り明星が穴を埋めていました。日テレだって番組を継続する気でいたはずです」(同)

 では、なぜ?

「番組スポンサーが、企業のイメージダウンを恐れたようです。一般の人にとっては、税金の無申告、つまり不払いは、芸人の闇営業よりもダークなイメージを持ちます。何より、売れっ子芸人は収入が桁違いに多いにもかかわらず、国民の義務である納税を怠っていたわけですから、あれだけ非難された。スポンサーに嫌がられては、テレビ局も従わざるを得ません」(同)

 ならば、徳井の復帰はいつになるだろうか。

「なかなか難しいかもしれません。過去に同じような芸人がいたことを思い出しませんか。次長課長の河本準一(44)です。息子に十分な収入があるにもかかわらず、母親が生活保護を受けていたという不正受給問題です」(同)

 今から8年前、12年のことだ。

「いまだに彼は、地上波に出演する機会は少ない。8年が過ぎても、彼はテレビに出演すると、視聴者から多くのクレームが寄せられるんです。そうなると、バラエティ班も彼をキャスティングしにくい。そう思うと、徳井が出ていた番組も少しずつ減っていくのかもしれませんね」(同)

 やはり金、それも税金に繋がる不正は許されないということか。

「ウソをついたことも関係あるでしょう。河本も不正受給に対して『母とは何年も会っていない』というウソがばれて、さらに問題は大きくなった。徳井も謝罪の時よりも、もっと悪質だったことがバレて炎上した。闇営業の宮迫だって、最初に『金はもらっていない』と答え、それを芸人仲間に押しつけたことが問題を大きくしてしまったんです。そういえば、板東さんもそうでしたね」(同)

 元プロ野球選手の板東英二(79)がタレントとして大活躍していた最中、所得隠し問題が発覚したのは河本と同じ、12年のことだった。

「実業家としても活躍した板東さんは、所得隠しを含めた申告漏れの総額が約7500万円と指摘され、修正申告と追徴税の支払いを済ませた。それでは世間は許さず、多くのレギュラー番組を降板。以来、彼もめったにテレビに出演することはなくなりました」(同)

 徳井の前途は多難である。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月31日掲載

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