日テレ「衝撃のアノ人に会ってみた!」が終了へ 最大の原因はチュート「徳井義実」

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 闇営業問題での謹慎が解けたロンブー“2号”の田村亮(48)には、仕事のオファーが殺到しているとか。一方、宮迫博之(49)は明石家さんま(64)の力添えがあったにもかかわらず、吉本興業から契約を解消されたままだ。そしてもう一人、税金の申告漏れと所得隠しの徳井義実(44)もまた、復帰の目途は立っていない。それどころか、“出演見合わせ”のまま継続されてきた番組が打ち切りに。この差はどこから来るのだろうか。

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 不祥事を起こした芸人としては同じはずだが、「宮迫と徳井に対する吉本の対応は真逆」と言うのは、民放プロデューサーだ。

「宮迫に対する吉本の怒りは、いまだに収まっていません。彼らの闇営業問題は、そもそも宮迫のウソがなければ、あれほど大きな問題にはなりませんでした。所属タレントの加藤浩次(50)の反乱なども起こり、対応も後手後手に回って、会社としてのイメージダウンも甚だしかった。だから、今年1月の舞台で彼を復帰させようとしていた、さんまさんも、突破口が見いだせないままです」

 後手後手の対応は、徳井の時も同じだったような気がするが、

「徳井の時は、吉本は早々に“謹慎や番組降板は全然ない”と断言したほどでした。結局、思いのほか世間からの批判が大きくなったことから、やむなく芸能活動自粛にせざるを得なくなったんです」

 それはそうだろう。当初は、徳井の個人会社が16~18年まで3年間の所得1億1800万円が無申告だったと報じられた。その原因として徳井は、「想像を絶するだらしなさ」と語っていた。しかし、その後、個人会社の設立以来、法人税を期限内に申告したことすらなく、税務署からの指摘がなければ納税しなかった。銀行預金を差し押さえられたこともあったことや、社会保険にも未加入だったことも発覚。まさに想像を絶する悪質さが浮き彫りとなったのだ。

「それでも吉本は、彼をなるべく早く復帰させようと奔走していたのです。その結果、彼が番組MCを務めるレギュラー番組に関してテレビ局と掛け合い、吉本所属のタレントがピンチヒッターを務める形でほとんどの番組が継続することが実現できた」(同)

 彼がレギュラーを務めた在京キー局の番組は9本あったが、いずれも現在も放送中だ。

「例えば、TBSの『人生最高レストラン』は、加藤浩次がMCを務めています。吉本としては、闇営業問題では“加藤の乱”と呼ばれたほど猛烈に会社を批判した加藤をMCに据えることで、和解することもできた。あとは徳井復帰まで番組を続けてもらい、頃合いのいい時に元に戻すというのが、吉本も腹づもりだったと思いますが……」(同)

 だが、世の中、そうは甘くない。

「徳井がMCを務めていた日テレのバラエティ『衝撃のアノ人に会ってみた!』が、3月いっぱいで終了することになりました。元々、スペシャル番組として放送されて人気となり、昨年4月にゴールデンに昇格したばかり。レギュラー当初は数字も上がらなかったのですが、人気スポーツ選手やラグビー日本代表などを中心にキャスティングすることで、視聴率も安定していた。徳井が活動自粛したあとも、高視聴率を維持していました。改編対象にはならないと思われていたのですが……」(同)

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