宇津井健の遺産争いは決着していた! クラブママの未亡人が明かす真相
「ノーサイド」
「なつめ」の経営が傾いているという噂もあったため、周囲からは“結婚は財産目当てだったのでは”などと訝(いぶか)しむ声が噴出。ホテルオークラ(東京)で開かれたお別れの会を境に、争いは決定的なものになってしまう。
きっかけは、息子が作成した案内状だった。そこに未亡人の名前が記載されなかったことで“面子を潰された”と激怒した彼女は、名古屋に新たな墓を建立し遺骨を納めてしまったのだ。
そう報じられもしたが、あれから歳月が経ち宇津井家の面々はどうなったのか。
「遺産問題は、とうの昔に解決していますよ」
と明かすのは、当の未亡人である文恵さんだ。
「最初から遺産を貰うつもりはなかったので、健が亡くなり1年も経たないぐらいで、放棄することを(息子側に)伝えました。確かに、お別れの会の案内状には、お願いしたのに私の名前が書かれなかった。無視されて怒ったことはあるけれど、私は揉めるのがキライだから、あれからすぐに辞退したんですよ」
遺骨の行方についてはこうも言う。
「一度は全部引き取りましたが、2年ほど前に申し出があって取りに来られたので分骨しました。それ以来、彼とは連絡をとっていませんし、付き合いもない。息子には違いないわけだけど、こちらからごちゃごちゃ言えば可哀そうだし……」
もう一方の当事者である宇津井のご子息に訊くと、
「遺産も放棄され、お骨は分骨して貰いました。ここに至るまでのことは詳しく申し上げませんが、いろいろありました。互いに言いたいこともあるでしょうが、彼女の主張の真偽も含めて、私から特に申し上げることはありません。すべては済んだことであり、もはやノーサイドです」
女の意地で宇津井との純愛を証明してみせた未亡人。手元に遺ったのは、夫婦の歩みが記録された数々のツーショット写真だという。
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