「石井ふく子」が明かす、「京マチ子さん」との“やすらぎの郷”生活

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 テレビで活躍した昭和世代が一つ屋根の下で余生をすごす――。倉本聰脚本のドラマ「やすらぎの郷」さながらの世界が、都内に存在していた。そこでの京マチ子との交流を、石井ふく子さん(93)が回想する。

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「15年ほど前、奈良岡朋子さんからいい物件があると教えられて、モデルルームを見て気に入ったので住むことに決め、奈良岡さんも住むようになりました。京さんが引っ越していらしたのは5、6年前ですね」

 こうして昭和の名プロデューサーと戦後の名女優たちが集まり、都心の高層マンションがやすらぎの郷になったのだが、2019年に95歳で亡くなった京マチ子が加わるまでには、曲折があったという。...

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