極秘出産で久々に追い風の浜崎あゆみ 育児によぎる不安要素は”生みの親“と”育ての親“?

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 極秘出産とシングルマザーになることを公表し、産褥期に悩む母親の気持ちを代弁して喝采を浴びた浜崎あゆみ。自身が一流芸能人だからこそ、経済力と万全のサポート体制によって乗り切れたと冷静に語った点も含めて、さすがは話題作りの名手である。母親の目線と、セレブの自覚をうまく両立した発信力とバランス感覚には恐れ入る。

 ミリオンセラー、ジャニーズとの熱愛、セミヌードのCDジャケット。国際結婚とスピード離婚に、年下ダンサーとの空港パパラッチ。宇多田ヒカルのカバー、突発性難聴告白、マイノリティ支援、そして昨年の自伝本発売と、20年近くにわたって様々なニュースを振りまいてきたあゆ。歌手デビューから間もない頃は、類まれなセルフプロデュース力により全てが好意的に受け止められていた彼女も、ここ最近は逆にその自意識が空回りしている感があった。変化する体形に合わないボンデージ風衣装や、SNSに添えられるポエムを「イタい」と笑う人も多かっただろう。力のある若手アーティストも増え、紅白もついに落選した。極めつけが昨年の「暴露本」とも言われた自伝風小説「M〜愛すべき人がいて」の出版である。自身の所属するエイベックス会長・松浦勝人氏との恋愛模様をつづった内容には、落ちるところまで落ちたと批判の声も上がっていた。

 こうした逆風の中で、出産報道を通じようやくポジティブな立場へ返り咲いたあゆ。その姿には、ファンでなくとも同世代として「よかったね」と思わずにはいられない。懲りずに自分を発信していくたくましさ、闘い続けてきた彼女の孤独さや自意識が報われたように思うからだ。

 ただ彼女に、再び不安を感じるのも否めない。それは出産報道前後の、彼女の「生みの親」と「育ての親」による不穏な動きである。

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