ゴーン容疑者にとって「レバノン」は逃亡先として最適の国、世論に期待するのも無駄

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往時は「中東のパリ」

 ツイッターに「レバノン」と入力すると、「【悲報】日本人の94%、レバノンがどこにあるか分からないwwwwwwwwwww」とのツイートが表示される。もちろん《94%》は冗談だろうが、思わず笑ってしまう方も少なくないはずだ。

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 1月1日、全国紙はゴーン逃亡のニュースを一斉に1面で報じた。毎日新聞が掲載した記事「日産:ゴーン被告、海外逃亡 保釈中『今レバノン』」の冒頭をご紹介しよう。

《金融商品取引法違反と会社法違反に問われている日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は30日(日本時間31日)、米国の代理人を通じて「私は今レバノンにいる」との声明を出し、日本を出国したことを明らかにした。...

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