「観光公害」はガマンの限界 舞妓が被害届の京都、“おもてなし奴隷化”する王子…

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インバウンドで嬉しくない悲鳴! 名勝地はガマンの限界という「観光公害」(1/2)

 束の間の休みに、「日常」の我が家を離れ、名勝地に「非日常」を求める。だが、今の日本で行楽気分を味わうのは至難の業である。押し寄せた外国人観光客が溢れ返って、どこに行っても日常と変わらない喧噪が待ち構えているからだ。「観光公害」は深刻である。(以下は「週刊新潮」2019年8月8日号掲載時点の情報です)

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 日本人の「京都離れ」が進んでいる。京都市観光協会等の市内主要ホテル52軒を対象とした調査では、2018年の外国人宿泊者数が前年から5・3%アップの123万人と増えているのに対し、日本人宿泊者は206万人と前年から9・4%減少。...

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