「グランメゾン東京」はなぜ異例の全11話になったのか 最終回の期待と不安
一体、いつ終わるのか――。番組スタート時から放送回数が明かされていなかった、木村拓哉の「グランメゾン東京」(TBS)だったが、全11話であることが判明した。
最終回は年の瀬も押し迫った12月29日。そんな時期まで連ドラを放送するのも珍しいが、全11話というのも最近では異例だ。一体、TBSの編成は何を目論んだのだろうか。
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12月22日放送の第10話の視聴率は11・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)だった。29日の最終回で、グランメゾンはミシュラン三つ星を取れるか、取れないのか。ま、取れるのだろうけど……。
ともあれ、今のところ番組の最高視聴率は、第9話の14・7%だ。これは今年放送された「日曜劇場」の中でも突出している。
●1月期「グッドワイフ」主演:常盤貴子 平均9・7%、最高11・5%(第2回・最終回)
●4月期「集団左遷!!」主演:福山雅治 平均10・3%、最高13・8%(初回)
●7月期「ノーサイド・ゲーム」主演:大泉洋 平均12・0%、最高13・8%(最終回)
さすがキムタクである。なにせ、TBSの看板ドラマ枠である日曜劇場の歴代作品を振り返っても、平均視聴率ベスト10の中に彼の主演作が4作も入るのだ。
1位「ビューティフルライフ」(200年)平均:32・3% 最高41・3%(最終回)
2位「GOOD LUCK!!」(03年)平均30・6% 最高37・6%(最終回)
4位「華麗なる一族」(07年)平均24・4% 最高30・4%(最終回)
8位「スウィート・ホーム」(94年)平均20・4% 最高26・9%(最終回)
ちなみに3位が、来年新シリーズが放送される「半沢直樹」(13年、主演:堺雅人)で、平均28・7%、最高42・2%(最終回)である。最高視聴率でランク付けすると1位となる。民放ディレクターが言う。
「かつてのキムタクがいかにすごかったかがよくわかります。『グランメゾン東京』では、ようやく15%に近い数字が出ましたが、TBSが期待していたのは平均15%だったはずです。しかし、今回は第1話の12・4%に始まり、13・2%、11・8%、13・3%、12・6%、11・8%、11・8%、11・0%と、正直言ってパッとしない。第9話でスタッフもようやくホッとしたところではないでしょうか」
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