沢尻エリカ、木下優樹菜、剛力彩芽…2019年を騒がせた「懲りない女」たちの共通点

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 師走に入り世は忘年会シーズン。巷では「忘年会スルー」なる言葉が流行っている。出席が当然だった会社の忘年会も、若者からは敬遠されているようだ。今年は忘れたいことはあっただろうか。あるいは、忘れられない相手はいただろうか。

 さて今年を振り返ってみると、いろんな意味で「忘れられない」女性たちの年だった。相手への怒りを我慢できずに恫喝し、活動自粛にまでなったタピオカ恫喝の木下優樹菜。薬物で逮捕された際、12年前の「別に」騒動の映像が流され続けた沢尻エリカ。まだ彼に気持ちがある、と剛力彩芽も破局した前澤ZOZO前社長を忘れていない。木下は昔から喧嘩っ早く、SNSでも一般人に喧嘩を売っていた。沢尻もドタキャンや挑発的な発言を繰り返していた問題児である。剛力はキャラとしては優等生だが、批判を浴びて仕事が減りながらも前澤氏との「公開恋愛」を続行した。3人に共通するのは、自分の気持ちに正直にいたい、自分を曲げてまで仕事をしたくはないという強い信念。それは常識にとらわれない自由さに見えて、ある種の頑固さとも言い換えられるだろう。だから木下や沢尻の不祥事に関しては、「懲りないなあ」という印象になる。剛力もあれだけ大騒ぎになりながら、今でも彼に気持ちはあるとテレビで告白。そのあまりに正直すぎる物言いや無防備さも、とても魅力的な一方で、これまた「相変わらずだなあ」と思ってしまったのも事実である。

 芸能界ではわかりやすいキャラや立ち位置が求められる。自分の道を貫くほどに、唯一無二のキャラが作られていく。上記の面々も、結果はどうあれ真似のできない個性の持ち主として活躍してきた。それだけに彼女たちも、キャラクターを守ろうとする意志や権限が強まるものだろう。ただこれからは、自分の過去やキャラを「忘れられる」タレントの方が強いのではないだろうか。

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