イモト、谷田部俊、昇太……番組で結婚・離婚を自ら発表するタレントが急増中のウラ

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 日テレは他にも“結婚番組”を作ってきたという。

「7月24日の『今夜くらべてみました』も“緊急生放送”で、藤崎奈々子(42)の結婚が発表された。前の週から“千葉某所から中継で、ある女性ゲストが生結婚発表!”と煽っており、ネットでは誰が結婚するのか話題になっていました。さらに、6月30日の『笑点』で、司会の春風亭昇太師匠(60)が結婚を発表したときも、その日のラテ欄には“緊急生放送 番組から重大発表が”と煽って、一体どんな発表なのかとSNSでもかなり盛り上がりました。日テレは『24時間テレビ』でも、17年に社会人野球クラブチーム“茨城ゴールデンゴールズ”の片岡安祐美(33)が公開プロポーズ、18年にはお笑いコンビ“たんぽぽ”の白鳥久美子(38)のサプライズプロポーズ企画なども放送しています」(同)

 まんまと味をしめて、番組内で結婚発表をするケースが増えているのだろうか。

「イモトや昇太師のような番組の顔といえる出演者でないと、なかなか、ああいう番組は作れません。藤崎奈々子や『24時間テレビ』の場合は、何本かの企画の内の1つという扱いでした」(同)

 では、なぜ自ら番組で発表する人が増えているのだろう。

「まず、紙媒体でのスクープが少なくなったということもあるでしょう。週刊誌も不倫ネタと違って、慶事はあまり追いませんからね。テレビもワイドショーが少なくなり、芸能レポーターも減りました。彼らも芸能事務所やタレントへの忖度で、当人の許可がなければ情報を出しにくい時代となっています。そんな中で、テレビで自ら発表するというのは、自分が主役になれますからね。番組にとっては、ニュース性、話題性を独占できるというメリットがあります。たとえば『アメトーーク』での谷田部の場合は、プライベートな話題ではあっても、観客の1人だけに真相を話すシーンを流すなど、芸人として“いいネタ”、“いい仕事”ができたということになるわけです」(同)

 その場合は、事前に「番組で発表したい」といった打ち合わせが行われるのだろうか。

「もちろんですよ。事務所から話があるときもあれば、本人から相談されることもあります。やはりテレビの影響力はまだ大きいので、小さな記事になるくらいなら、自分で大きなニュースにしたいというタレントは多いんです」(同)

 今年の結婚発表で忘れてならないのが、前代未聞の首相官邸からの生中継で発表した、小泉進次郎代議士(38)だ。お相手が滝川クリステル(42)ということで話題になったが、いくら何でも首相官邸とは何様だ、なんて批判もあって、その後の彼の評価は右肩下がりに。発表の仕方を間違うと、イメージダウンの危険もあるので気をつけて。

週刊新潮WEB取材班

2019年12月26日掲載

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