逮捕の「秋元司議員」が1年前にVシネマ出演、マル暴刑事役という皮肉
ヤクザ役でもいい
――監督、あの刑事役の役者さんの件ですが?
辻:ああ、秋元先生のこと?
――やっぱり、秋元議員なんですか!
辻:うん。現役の国会議員なのに「ヤクザ映画に出たい」と言うんだから、ホント変わってるよね。
――自分から出たいと?
辻:そう。現場では「大丈夫なんですか」なんて言われてたね。本人は「大丈夫、大丈夫、関係ないっすよ」なんて言ってた。氷室と田村という主役の役名まで知っていたから、「日統」のファンだったのかもしれない。最初は「ヤクザ役でもいい」って言ってたくらいなんだけど、いくらなんでも現役の国会議員がヤクザじゃまずいと、こっちが心配したんです。そこでわざわざマル暴の刑事役を作ったんだよ。クリーンな議員だと思ってたしさ。
――撮影はいつ頃だったのか。
辻:ちょうど1年前じゃないかな。「この日だったら撮影に行けます」ってことだったから、国会を休んで来たわけではないと思うよ。
――昨年10月以降であれば、内閣府副大臣と環境副大臣を兼務していた時期である。副大臣の演技は、監督から見てどうだったのか。
辻:素人にしてはちゃんとしていたね。アドリブまで考えてきてた。
――指2本でキメる仕草があったが、
辻:そうそう、あそこは自分で考えてきてた。ノリノリだったね。
――それでもワンシーンしか見当たらなかった。
辻:そりゃそうだよ。あくまで素人なんだから。
――他の作品でも使おうという話にはならなかったのか。
辻:なるわけないじゃない。だって、4月に「33」が発売されてすぐに彼の記事が出ちゃったんだから。
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