2020年の朝鮮半島 「帰らざる橋」を渡り始めた韓国 南北クーデターの可能性に注目

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 2020年の朝鮮半島は大荒れしそうだ。米韓同盟の存続に黄信号が灯ったからだ。北朝鮮の体制の揺れも見逃せない。韓国観察者の鈴置高史氏が分析する。

鈴置:朝鮮半島情勢がいよいよ煮詰まってきました。米中の覇権争いが激しくなる中、韓国の「離米従中」が露骨になってきたのです。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「本音」を語ると見なされる文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が、韓国は中韓同盟を結ぶ手がある、と言い出しました。...

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