文在寅政権と韓国芸能界で相次ぐ自殺の関係 「悪プル」「指殺人」がなくならない社会
韓国芸能人の自殺やうつ病の告白が止まらない。
10月14には女性アイドルグループ「f(x)」元メンバーのソルリが自殺。その衝撃も冷めやらない11月24日には元「KARA」のク・ハラも自ら命を絶ち、ファンに衝撃を与えた。今月18日は「SHINee」のジョンヒョンが27歳でこの世を去ってから丸2年になるが、今年もまた同じ悲劇が繰り返された。
ハラの死は元恋人とのリベンジポルノ裁判によるストレスも要因といわれているが、悪質な誹謗中傷に苦しめられていたのは日本でも報じられたとおりだ。韓国では悪質な書き込みを“悪プル”と呼び、指でキーホードを叩いて人を死に追い詰める“指殺人”が社会問題化している。このような悪プルが多くの韓国芸能人を苦しめ、ソルリとハラも指殺人の被害者といえるだろう。
ソルリとハラの悲劇が続き、韓国でも悪プルを批判する声が高まったが、それも束の間。常識的な社会であれば悪プルが減りそうなものだが、ハラの自殺からわずか10日後に今度は男性アイドルが悲鳴を上げている。ボーイズグループ「Wanna One」出身のカン・ダニエルが悪プルに対して苦痛を訴え、音楽番組の収録を欠席。うつ病とパニック障害と診断され、芸能活動を休止することになったのだ。
カン・ダニエルが発した「誰か助けて」という一言だけでも、韓国芸能人に浴びせられる言葉がいかに過激で残酷か容易に想像できる。彼は「なぜ僕が毎日、悪口を言われるのか」と問うたが、誹謗中傷はやみそうにない。
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