「暴れる小学生」「叱責に耐えられない若手社員」急増の裏に「ほめる子育て」
家庭の躾けにまでお上が介入 厚労省「体罰」指針の暗愚(2/2)
厚労省は12月3日、体罰の指針案を発表した。挙げられる体罰には「友達を殴ってケガをさせたので同じように殴った」「他人のものを盗んだのでお尻を叩いた」といった例が並ぶ。背景にあるのは、相次ぐ虐待死を受けて来年実施される改正児童虐待防止法だ。
また指針では、指示するのではなく問いかけること、ほめることが推奨されてもいるが、こうしたお上の介入に識者からは疑問の声が投げかけられている。
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指針案では、欧米流のほめて育てる姿勢が強く推奨されている。...