立民と「合流」か「吸収」されるか? 受難続きの国民民主・玉木雄一郎と妻

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 さる12月6日、国会内の一室で膝をつき合わせたのは野党の面々だった。

「国民民主の玉木雄一郎氏、社民の又市征治氏、無所属の野田佳彦氏らが集められ、立憲民主の枝野幸男氏から政党合流の打診があったのです」(野党担当記者)

 ところが、大方の予想どおり、会談直後からそれぞれの“ずれ”が浮かびあがることに。

「玉木さんや社民の吉川元・幹事長は記者の囲みに応じて“枝野さんから合流の呼びかけがあった”と話していたのですが、枝野さんは頑なだった。記者の質問にも“合流”という言葉は一切使わず、あくまでも立民が吸収する形に持っていきたい意図がありありと見えました」

 かつて袂を分かった枝野氏に横面を張られた玉木氏。

「立民との合流に肯定的な衆院に対し、先の選挙で立民と正面からぶつかり合った参院にはいまだ合流にアレルギーがある。玉木さんがこれをまとめられるか。面子のかかった難事業です」

 試練が続くが、その“累”が家族にも及んだか?

「玉木さんは、3日にホテルニューオータニで政治資金パーティーを行ったのですが、いつも壇上で一緒にいる奥さんの姿が見当たらなかったのです」(出席者の一人)

 代わりにイマイチ浸透しないマスコットキャラクター「こくみんうさぎ」と登壇した玉木氏。当の奥方はというと、

「数日前、名代として地元を回っている最中に縁石に躓いて転び、顔にケガをしてしまったそう。大きなマスクで顔を隠し、会場の外で目立たないようにしていました」

 弱り目に祟り目の如くで、何だか可哀相なのである。

週刊新潮 2019年12月19日号掲載

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