韓国の「日本製品不買」は文化?(KAZUYA)
初めて韓国に行ってきました。飛行機で羽田から金浦空港まで2時間半前後ですから、沖縄に行くよりも近く感じます。
本連載でも、本業である自分のYouTubeチャンネルでも韓国の話題は多く取り上げてきましたから、一度くらいはどんなものか、と視察です。
てっきり日韓関係の悪化で飛行機も空いているのかと思いきや、ほぼ満席だという話でした。日本人は相変わらず行っている様子ですが、韓国人は日本に来なくなりました。その影響で韓国の航空会社は7~9月期に軒並み赤字が出ており、路線も減少。まさに韓国が自分で自分の首を絞める「セルフ経済制裁」です。その影響で僕が使用した日本の航空会社の方に客が流れているのかもしれません。
空港に到着し、タクシーで宿泊先のホテルまで向かいました。運転手さんは昔日本で仕事をしていたといい、普通に日本語で会話が出来ました。雑談の中で文在寅大統領は人気か聞いてみると「人気はないんですよ」とキッパリ。彼は日本やアメリカと反目し北朝鮮や中国の方になびく文大統領に疑問を持っている様子でした。
北朝鮮とくっついたところで、韓国経済的にはマイナスにしかならないでしょう。何しろ北朝鮮から得られる経済的なメリットがほとんどありません。経済状況が芳しくないのであれば、やはり安全保障含めて日本、アメリカと関係を深める以外選択肢はないと思うのですが、常に逆に向かっています。
特に日本とは地理的にも近いのですから、良好な関係を築くための融和姿勢を見せるほうが圧倒的に得です。しかし一筋縄でいかないのが韓国であり、個人レベルでは反日ではなくても、集団になると、損するとわかっていても何故か反日姿勢が出てしまいます。
翌日、頻繁にデモ活動が行われる光化門前の広場に行ってみると、日曜日の午前中、しかも気温10℃未満で雨が降る中、キリスト教系と思われる集団が集会を開いていました。人数としては数千~1万人程度はいたと思います。登壇者が黒板を使いながら力強い口調で文在寅がどうこう、ノースコリアがどうこうと演説しているのが断片的に聞こえてきます。聴衆を見ると韓国と米国の国旗を持った人もいました。韓国はデモ活動の本場ですから、圧倒されたというのが率直なところです。
韓国では日本への観光を控える動きや、不買運動が展開されています。
韓国マート協会のキム・ソンミン会長が「日本製品不買運動は一つの文化として定着したようだ」とラジオで語ったことを中央日報が伝えています。不買運動が文化って……随分貧しい文化ですね。
確かに日本企業製のビールは、在庫品と思われる商品がスーパーの棚に少しある程度でした。10月には日本から韓国への輸出がゼロになったこともニュースになっています。実に不毛な不買運動です。こんなことをやっていても韓国の評判が悪くなるだけでしょう。
今回の滞在は2泊3日でしたが、さらに興味が出てきたので、また来年も行くしかないな……。