人気ママ雑誌「VERY」で「子どもいない」表紙モデル起用でザワつく業界内

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 主婦向けファッション誌で一線級の人気を誇る「VERY」(光文社刊)。本誌(「週刊新潮」)読者には馴染みの薄い存在かもしれないが、

「妻や母としての生活を大事にしながらファッションも手を抜かない生き方、という“手に届きそうな憧れ”を演出して主婦層から人気が出た月刊誌です。読者は『VERY妻』と呼ばれ、そのライフスタイルが週刊誌で特集を組まれるほどです」(ファッション誌編集者)

 毎月の表紙を飾るカバーモデルが1人しか居ないのが特徴で、そのモデルが雑誌全体の顔となる。過去には井川遥(43)が担当、今月発売号からは3年間カバーモデルを務めた滝沢眞規子(41)から、矢野未希子(33)に代わった。

「滝沢は3児の母として専業主婦をしていた時に路上でスカウトされてモデルを始めた“主婦モデル”。そこから矢野に代わったことに業界内では驚きの声があがっているんです」(同)

 その意外感は、当の矢野自身にもあったようで、最新号のインタビューでは、

〈まだ子供がいないので、最初、どうして私にママ雑誌のイメージの強いVERYの表紙のオファーが?とも思いました〉

 と、戸惑いを率直に語っている。確かに、この号の特集には「ママこそ、もっとポジティブに!」「産んでから『服よりメーク』」「子育て中だから欲しいジュエリー」などなど、母親目線の特集がズラリ。

「カリスマ編集長が誌面の若返りを図って起用したと言われています。子どもがいないことはさておき、矢野は20代の頃、芸人の田村淳と事務所公認の交際が報じられ、破局後1年と経たずに芸能事務所社長と結婚するなど一時マスコミを騒がせた。雑誌の方向性が今後どう変わっていくのか、注目を集めています」(同)

 モデルはつらいよ。

週刊新潮 2019年12月19日号掲載

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