反社と政財界の新たな疑惑…国家安全保障局長がパーティーで暴力団会長と同席
「桜を見る会」に反社が招かれていたのはマズいのではないか。「人生会議」のポスターに起用された芸人が反社との関係が取り沙汰された吉本興業所属だったのはいかがなものか。「反社」と接点を持つことは、それこそ反射的に批判されるご時世である。とりわけ政治家や官僚にとって、反社とのつながりは命取りになりかねないが……。
世間が著名人と反社との「交流」に過敏になるのも当然ではある。そんな折に「政官界と反社」の新たな“疑惑”が浮上した。
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「9月21日にホテルニューオータニで、500人ほどが集う盛大なパーティーが開かれたんですが……」
と、出席者が振り返る。
「学校法人国士舘の理事長である大澤英雄さんが5月に旭日中綬章を受章し、それを祝うための着席式の宴でした。彼は国士舘大学のサッカー部を創設したり、日本私立大学協会の理事を務めるなど文部・スポーツ行政と縁が深く、そのため錚々たるメンバーが招かれた。大澤さんと同じテーブルの『主賓席』には元Jリーグチェアマンの川淵三郎さんや、萩生田光一文科相、西村康稔経済再生担当相の席が用意され、北村滋さんも着席していました」
62歳の北村氏は、安倍総理の「側近」として知られる警察官僚で、内閣情報官を経て9月には「日本のCIA」とも畏(おそ)れられるNSS(国家安全保障局)の局長に就任している。まさに彼は、我が国の安全保障を司るトップ官僚と言えるわけだが、
「実はそのパーティーには、国士舘のOBでもある住吉会系暴力団の会長が出席し、彼と北村さんはほんの数十メートルの距離でニアミスしていたんです」(同)
『暴力団』(新潮新書)等の著書があるノンフィクション作家の溝口敦氏曰く、
「その暴力団は歌舞伎町を仕切っている武闘派ということで、ヤクザ業界で一目置かれていて、分裂前の山口組も、新宿に行く際はそこに挨拶する慣習があったと聞きます」
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