「運動会の花火」「除夜の鐘」に苦情多数で禁止拡大の不寛容
うるさいから止めろ、と言われても、音を出す側に相応の理はある。だとしても騒音と断じられてしまうのか。
たとえば、運動会の始まりを告げる花火。主に宮城県など東北6県では、運動会のみならず、収穫の秋を祝う町内の祭りなどの行事を行う合図として、古くから用いられてきたという。
それがここ数年、住民たちの苦情で、取り止めになる例が相次いでいるのだ。
地方紙記者が解説する。
「“夜勤明けで眠れない”などの住民からの抗議で、今年の運動会では仙台市内に186ある小中学校のうち、約半数の90校で打ち上げを見送りました。...