吉永小百合と在日朝鮮人の帰還事業 拉致問題とも無縁ではない「キューポラのある街」

国際 韓国・北朝鮮

  • ブックマーク

 1959年12月14日、在日朝鮮人とその家族を乗せた船が新潟港から北朝鮮へ向けて出港した。北朝鮮による「帰還事業」の第1次帰国船である。実は、この帰還事業と吉永小百合の主演映画『キューポラのある街』は、深い関わりがあるという。12月14日と15日、帰還事業60周年を記念して、拓殖大学文京キャンパスで「北朝鮮人権映画祭」が開催される。その場でこの映画も上映されるのだ。

 ***

 1959年12月から84年7月まで続いた帰還事業で、総計9万3340人が北朝鮮に渡った。...

つづきを読む