カズ「13年ぶりJ1」本田圭佑「10年ぶりオランダ」試合後コメントの差
“キング・カズ”こと三浦知良(52)が所属するJ2横浜FCが、11月24日の試合で勝利し、13年ぶりにJ1復帰を決めた。来季もし彼が試合に出場すれば、中山雅史が持つ45歳2カ月1日のJ1最年長出場記録を大幅に更新する。ゴールを決めれば、かのジーコが持つJ1最年長得点記録をも塗り替えることになる。
実のところ、カズは今季2試合しか出場していなかった。それでも、J1昇格を決めた一戦では後半42分から途中出場。子供のような年齢差のチームメイトたちと喜びを分かち合った。
同じ日、オランダの地では本田圭佑(33)が久しぶりにピッチに立った。オランダでのプレーは10年ぶり。リーグ公式サイトは〈カイザー(皇帝)ケイスケの復活〉と伝えた。ただ、先発出場した本田は、実戦から半年遠ざかっていた影響か、見せ場を作ることができずに後半36分で交代。チームも0-2で敗れた。
片や長年チームメイトと辛苦を乗り越えての勝利、片や新たなチームに合流していきなり敗戦、と状況は異なるわけだが、試合後のコメントも対照的だった。
「カズは“今日のピッチもそうですけど、みんなに立たせてもらったなという感じがしますね”と、チームメイトに感謝の言葉を述べました。一方の本田は“チームが自信をなくしてしまっている。僕は自分のことを知っているし、どうやってチームを助けるかも知っている”と相変わらずの上から目線でした」(スポーツ紙サッカー担当記者)
ともに日本サッカー界において一時代を築いた“キング”と“カイザー”。キャラは違えども、いつまでもファンの心を虜にしてほしいものである。