「体が爆発して飛んでしまった!」お坊さんたちが語る“衝撃の覚醒体験”
「さとり世代」――主に20代の若者たちを、「無欲」で「大人しい」というイメージから、そのように呼ぶそうだ。
しかし、仏教に伝わる「悟り」とは、必ずしもそのような物静かなものではない。お坊さんたちが書き残した「悟り体験記」を読むと、むしろ心身が根底からひっくり返るような、劇的な覚醒体験が描かれている。
長年にわたり「悟り体験記」を収集し、その分析を進めてきた仏典翻訳家の大竹晋さんの新刊『「悟り体験」を読む』(新潮選書)から、その「目くるめく体験」のさわりをいくつか紹介しよう。...