広島「中村奨成捕手」、プロ入り2年目も一軍出場ナシ、三塁コンバート案に本人は…
「怪物」の称号は、高校時代の遺産で終わってしまうのか……。広島の中村奨成は、プロ2年目を終えて、甲子園で魅せた“存在感”を発揮できずにいる。
2017年の夏の甲子園で、中村は「時の人」になった。清原和博(PL学園)の記録を破り、一大会最多となる6本塁打を記録。強肩強打の捕手として、広陵高を牽引して準優勝に導いた。同年のドラフト会議では、中日との競合の末、地元・広島への入団が決まった。プロ1年目は、体格や体力が一軍レベルに達しない限りは特別扱いせず、二軍で鍛えるという、水本勝己・二軍監督の方針で二軍生活に終始した。...