新庄剛志が現役復帰宣言 「もしかしていけるかも…?」これだけの理由

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 阪神や日本ハムでプレーした新庄剛志が現役復帰を目指すとインスタグラムで宣言した。

 13年前に引退し、現在47歳。その後、バリ島に移住し、エアブラシアートに没頭するなど、野球そのものから遠ざかっていた。

 敬遠球を打ってサヨナラ勝ちを演出したり、オールスターで本盗を決めたり、現役時代は数々のサプライズを起こした男だが、今回ばかりは誰も彼の挑戦を真に受けてはいない。

 だが、

「新庄なら“いけるかも”という気もしなくはない」

 と大手紙デスクがニヤリ。

「メジャーでは同種の話はままあるんです。3千安打を達成し2005年に引退したパルメイロは、10年後、“息子とプレーしたい”と言って、独立リーグながら現役復帰を果たしました」

 そういえば新庄も元メジャーリーガーだ。00年オフにFA宣言した際、ニューヨーク・メッツ入団を電撃発表して世間を驚かせた。“記録でなく記憶に残る選手”と言われる新庄だが、日本人初の“メジャー4番”や、日本人初のワールドシリーズ出場など、立派な記録も残している。

「ずば抜けた身体能力の持ち主で、特に強肩はメジャーも一目置いていました」

“ジーンズが穿けなくなるから”と、下半身の筋トレをしなかったというプロらしからぬ逸話もあるが、

「余力を残してプレーしていた。バリバリレギュラーの状態での引退でした。普通の選手は体がボロボロになってやめますが、新庄はそうではない。彼の体はまだ賞味期限を保っている可能性があるんです」

 新庄ならではの好材料はまだある。

「日ハム時代はドーム天井から登場したり、被り物を被ったりして観客を喜ばせました。ショーマンとしての価値も、集客に悩む球団には魅力になります」

 もしかしてもしかする?

週刊新潮 2019年11月28日号掲載

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