桜を見る会騒動 私物化批判の「メディア」「野党」に刺さるブーメラン
人を呪わば穴ふたつ――。そんな諺(ことわざ)を持ち出すまでもなく、誰かを陥れようとすれば自らも報いを受けるのが世の習いである。
吉田茂政権下の1952年にスタートした桜を見る会は、毎年4月頃に東京・新宿御苑で開かれてきた。開催費用は公金、つまりは血税である。招待されるのは〈各界で功績があった人や功労者など〉とされる。
だが、概ね1万人前後だった参加者は安倍政権下で一気に増加して、2014年度の約1万3700人が、今年度は約1万8200人に。...