鳩山由紀夫氏がイベントに招待した韓国人の正体 租税回避地に幽霊会社設立の過去
11月16日と17日、沖縄県那覇市で、『アジア麺ロード』が開催された。主催は、鳩山由紀夫元首相が理事長を務めるシンクタンク「東アジア共同体研究所 琉球沖縄センター」である。このイベントに、鳩山氏はある韓国人を招いた。一体、何者?
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『アジア麺ロード』は、毎年秋に開催されるイベントで、今年5回目を迎えた。アジアに分布する麺の文化をシルクロードになぞらえ、麺を通じてアジアの人々と友好関係を築くのが目的。会場では、沖縄をはじめ、台湾、中国、韓国、タイ、ベトナム、ミャンマー、ネパール、アジア無国籍風の麺料理が屋台で味わえるという。
16日の午前10時過ぎ、青いシャツに黒のスラックス姿の鳩山氏が、9人を従えて首里城に現れた。守礼門をくぐり、世界遺産となっている園比屋武御嶽石門を見物。一行は龍潭池、歓会門などを散策したが、鳩山氏は、首里城の地下にあった旧日本軍第32軍司令部壕跡地を熱心に見入っていた。そして、彼の傍に立つ、背の高いサングラスの男性は、盧載憲(ノ・ジェホン)という韓国人だという。
東アジア共同体研究所の琉球沖縄センターによれば、
「『アジア麺ロード』は、主義や政治とは関係のない、草の根の国際交流です。アジア各国の麺料理をいただいて、縁結びならぬ麺結びをしようというわけです。今回のイベントでは、来賓として韓国の盧泰愚元大統領の長男、盧載憲さんをお招きしています。鳩山さんが韓国に行った時、盧さんと親しくなったそうです。鳩山さんの著書『脱 大日本主義』の韓国版を出版する際にも、尽力していただいたと聞いています」
今年6月12日、鳩山氏の著書『脱 大日本主義』の韓国版出版記念会がソウル南山(ナムサン)のグランドハイアットソウルで開かれた。
韓国の中央日報(6月13日付)によれば、
〈2015年、西大門(ソデムン)刑務所でひざまずいて謝罪したことで有名な鳩山氏は、第2次大戦敗戦以降も日本が引き続き軍事力を拡張するなど大日本主義を志向してきたことに対し、批判的な考えを本に著した。また、日本が周辺国と協力する脱大日本主義を通じて、ミドルパワー国家として自立しなければならないという提言も含んでいる。『脱大日本主義』は2年前に日本で先に出版された〉
鳩山氏は出版記念会で、こう挨拶している。
「この本を著述した契機は、安倍晋三政権発足以降、それ以前に歩んできた道を再び歩くことになるのではないかという恐れがあったため。日中韓がより一層信頼関係を強化しなければならない。このために日本は過去に犯した誤りを最後まで謝罪するという心を持たなければならない」
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