菊池桃子「都議会のドン」のバックアップで東京都知事選出馬に現実味
「ブラックボックス」「都議会のドン」――。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった東京都の小池百合子知事に“悪者”に仕立て上げられ、あえなく敗れ去ったかに見えた自民党東京都連の内田茂・前幹事長(80)が、密かに復活を遂げていたことはあまり知られていない。
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「2017年に議員は引退しましたが、現在も『自民党東京都連最高顧問』の肩書で政治活動を続けている。今月19日には東京プリンスホテルで大規模な政治資金パーティーを行う予定になっており、“都議会のドン、完全復活”の感がある」とは、東京都政関係者の取材時の言葉だ。
内田前幹事長本人は、
「パーティーやるってのは、やっぱり事務所、秘書もいるしね。経費もかかるから、そういう意味で」
と多くを語らないものの、この都政関係者によると、
「都連は重要案件は未だに内田さんに相談して決めている。彼の後継として都連幹事長になった高島直樹都議は、元々内田さんの子飼いだった人物。都連の総務会長を務めている萩生田光一・文科相も内田さんには頭が上がりません」
無論、都知事選挙の日程も重要案件の一つである。
〈都知事選 7月5日/月内に決定 五輪から投開票離す〉
今月6日、そんな見出しの記事を掲載したのは朝日新聞朝刊。記事によると、
〈来年の東京都知事選について、都選挙管理委員会は6月18日告示、7月5日投開票とする方針を固めた〉
という。投開票日の8カ月も前に日程を決めるのは異例の早さだが、そうなったのには理由がある。実は選挙日程決定の裏で、萩生田大臣や高島都議が暗躍していたというのだ。
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