萩生田光一文科相の政治資金規正法違反疑惑 献金業者が決定的証言

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萩生田大臣に問うと…

 先の上脇氏は、

「献金した側が“選挙のため”と証言しているのであれば、政治資金規正法で禁止されている違法な献金を萩生田氏が受け取ったことになります。企業側が“ずっとやってきた”と言っているのなら、より悪質性が高いと言える」

 として、こう語る。

「また、本来は政治家個人に対して行われた献金を、政党支部への献金として収支報告書に記載しているので、こちらも政治資金規正法の虚偽記載罪に問われる可能性がある。その上、本来、選挙運動費用収支報告書に記載されるべき企業からの献金が記載されていないことになるので、公職選挙法の虚偽記載罪に問われる可能性もあります」

 一連の疑惑について萩生田大臣に問い質すと、

「お金の出入りのことはちょっと個人的には分からないんですけど」

――党の支部から選対本部に寄付されて……。

「事務所の秘書に聞いてもらってもいいですか?」

 萩生田大臣の事務所に改めて取材を申し込むと、

「政治資金は法令に従い適正に処理しその収支を報告しているところです」

 真剣に答える気がないようである。

(2)へつづく

週刊新潮 2019年11月21日号掲載

特集「『小池百合子』vs.『萩生田光一』都知事選の暗闘に『菊池桃子』」より

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