萩生田光一文科相の政治資金規正法違反疑惑 献金業者が決定的証言
「選挙の時は昔から…」
では、献金した企業側は何と言うか。選挙と関係のない時期に3万円の寄付を2回しており、衆院解散後の17年10月3日に10万円、同月11日に20万円を寄付した会社の社長に質したところ、
「選挙の時は昔から、市議会議員の頃からずっとね」
と、あっさり“選挙のため”であったことを認めた。
――ずいぶん応援しているんですね?
「選挙以外でも出して(寄付して)ますよ。普段からずーっと出していますよ」
――普段から出しているけれど、選挙になると……。
「そりゃ、余分にお金がかかるから」
――頑張れよって意味で。
「そりゃそうだ。当たり前だ。お金一銭もなくて選挙なんて出来るわけがない」
選挙と関係のない時期に12万円、衆院選公示後の17年10月12日に100万円を寄付した会社にも聞いた。
――普段は12万円なのに10月にいきなり100万円を出していますね。
「選挙の時ね」
――選挙だから大きなお金を出している?
「そうそうそう。東京ルネッサンス21という後援会があって、その役員の人たちが出してる」
――1800万円くらい集まった金がすぐに萩生田大臣の選対本部の方に移されているのだが?
「そういうつもりで出してますからね」
――額は決まっていない?
「決まってない」
――いわゆる「身の丈に合った」金額を?
「うん、そうそう」
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