「エリカ様」逮捕で思い出す “「別に」事件”前日の中山秀“ラジかるッ事件”と黒歴史

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エリカ様の黒歴史

「実は『ラジかるッ』の放送直前、ヒデちゃんが沢尻に挨拶したそうなんです。どうもそこからおかしくなったらしいんです」(同)

中山:お久しぶり!

沢尻:いえ、初めまして。

 たったこれだけで不機嫌に?

「そうです。女優・沢尻エリカにとって、映画賞を総なめした05年の『パッチギ!』以前は、ないことになっているのかもしれません。でも、そんなことはヒデちゃんだって知りませんからね。以前に一緒に仕事をしたから、“久しぶり”だったのですが、それが彼女にとっては触れられたくない過去、“黒歴史”だったようです」(同)

 その仕事とは?

「1995年から2002年まで放送された音楽バラエティ『THE夜もヒッパレ』(日テレ:土曜夜10時)です。三宅裕司さん(68)とヒデちゃんの司会で、ベスト10にランキングしたヒット曲を、本人ではなく出演者たちがカラオケで歌うという形式でした。主に若手売り出し中のタレントがキャスティングされ、この番組から安室奈美恵(42)やMAXの人気に火が付き、今井絵理子議員(36)がメンバーだったSPEEDは、この番組の公募で命名され、デビューしました。視聴率もよかったので、大手プロダクションのマネージャーたちは必死に売り込んでいましたね」(同)

 そこに沢尻も出演していたというのだ。

「番組が終わる02年です。マルシア(50)に始まり、のりピー(酒井法子[48])、工藤静香(49)と続いた番組アシスタントは、この時、米倉涼子(44)。ひょっとすると彼女にとっても黒歴史かもしれませんが、沢尻はこの年だけで5回ほど出演しています」(同)

 5回も共演していたら、いくら何でも「初めまして」とは言わないだろう。

「ところが、彼女が出演したのはその他大勢の中の1人でした。モーニング娘。や松浦亜弥(33)の曲を、“ハーフ・スペシャル”と称して、ベッキー(35)やSHELLY(35)、ジェニー・チャン(32)らと共に歌っていました。大抵ベッキーがメインを取っていて、彼女は後ろの端っこにいて、あまり歌うこともできなかったと思います。そんな扱いをされたことも屈辱的だったんでしょう。そして、この時にも、ヒデちゃんは彼女に声を掛けたというんです」(同)

中山:おめぇ、子供みてえだな。

「失礼な言葉に聞こえるかもしれませんが、彼女は当時15歳。まだ子供でしたからね、ヒデちゃんは率直に言ったまでだと思うんです。しかし、プライドの高いエリカ様には、その言葉も絶対許せなかったようです」(同)

 それが5年後の「ラジかるッ事件」「“別に”騒動」へと繋がり、16年の謝罪に至ったのだ。逮捕されてしまっては、今となってはいい思い出……なわけないか。

週刊新潮WEB取材班

2019年11月17日掲載

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