徳川宗家19代目・家広氏が衆院選にも出馬! 次は細野豪志に挑む

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 参院選では負けたものの、獲得した30万票が自信になったのだろうか。徳川宗家19代目の徳川家広氏(54)が、次の衆院選でも立憲民主党から出馬するという。立候補するのは、静岡5区。三島市や御殿場市などが選挙区だが、地元紙の記者が首をひねる。

「静岡県は全域が徳川家とゆかりのある土地ですから、5区から出たとしてもおかしくはない。家広さん自身が御殿場に住んでいたこともあります。しかし、駿府城のあった静岡市などと比べると、“縁”は深くありません」

 葵の紋所も、他より効き目が薄れるというのに、敢えて静岡5区を選んだのは、

「細野豪志代議士(48)の選挙区だからですよ」

 とは、政治アナリストの伊藤惇夫氏である。

「細野さんは旧民進党時代から静岡5区で圧倒的な人気を誇って来ました。一方で自民党の吉川赳氏(37)は選挙に弱く、比例で救われてきたのです。そこへ、細野氏の自民党二階派入りという“事件”が起きた。自民党はこれまで通り吉川氏を推すのか、二階俊博氏がバックにいる細野氏を応援するのか、いずれ揉めるはず。チャンスと見た立憲民主党は、“裏切り者”の細野氏に刺客を送りたい。それが徳川氏というわけです」

 徳川氏は、

「まだ決めかねているところ」

 と地元のテレビ局に語っているが、「政治活動は続ける」と、ヤル気を隠さないのである。

週刊新潮 2019年11月14日号掲載

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