横浜流星が1月ドラマに大抜擢 日テレの攻めるドラマ戦略でサプライズは田中圭?

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 来年1月期の“日曜ドラマ”(日本テレビ)が発表された。「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う。」とのタイトルで、清野菜名(25)と横浜流星(23)のW主演。

 清野は「今日から俺は!!」、横浜は「あなたの番です」、2人とも日ドラ枠で注目され、主役となって凱旋するわけだ。ところが、これまで日テレで制作されてきた日ドラは、来年1月からは読売テレビ制作に。ちょっと不安だが、日テレの鼻息は荒い――。

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 デイリー新潮は「『今日俺』『3年A組』『あな番』……来年から「日ドラ」で面白いドラマがなくなるワケ」(9月29日配信)とのタイトルで、来年1月期以降は日テレではなく、読売テレビの制作になると報じた。ヒット作の経験に乏しい読売テレビの枠となるから面白くなくなる、と――。

 ちなみに読売テレビの公式サイトには、「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う。(以下、シロクロパンダ)」イントロとしてこう記している。

《この物語は、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダと彼女を操る男・飼育員さんが、「Mr.ノーコンプライアンス」からの依頼を受け、世の中のグレーな事件にシロクロつける! 警察やマスコミが触れない「隠れた真相」を大胆に暴く最凶バディが誕生する!》

 探偵モノになるのだろうか。日テレ制作であれば、「傷だらけの天使」や「俺たちは天使だ」、「探偵物語」などなど名作があるけど……。また日曜ドラマとしても、「今日から俺は!!」「3年A組」「あなたの番です」「ニッポンノワール」とシンプルなメインタイトルが続いたが、やけに長いのも気になるところ。日テレ関係者が言う。

「詳しい内容はともかく、『今日俺』で賀来賢人(30)の彼女(?)を演じた清野も、『あなたの番です 反撃編』で田中圭(35)のバディを演じた横浜も、アクションを得意としていますからね。新ドラマでもアクションが多用されるのでしょう。中でも横浜は、『あな番』では、イケメンで頭脳明晰ながらコミュニケーション能力が低く、極度の偏食家の大学院生役を演じた。スラッとした体型ながら、空手の達人で田中圭を監禁しようとした男たちを軽く撃退していました。こんなイケメンで空手の達人なんているかと思ったら、横浜は中3の時に極真空手の世界大会で優勝したほどの実力者だそうです」

 半年間続いた「あな番」は、後半の「反撃編」に入って火がついた。その要因のひとつが横浜と言われている。11月には「『日経トレンディ』が選ぶ“今年の顔”」にも選ばれた。今がまさに旬だ。

「日テレはこの期を逃すまいと、主演に抜擢したようです。スポーツ紙が“「あな番」功労者を日テレ囲い込み態勢”と報じましたが、日テレは自分たちで人気者にした俳優を放って置くようなことはしません。すぐに自局でキャスティングし、人気作品を続けて放送するという戦略をとっています。中でもその傾向が強いのが“日ドラ”です。現在、放送中の『ニッポンノワール』で主役を務める賀来だって、昨年10月期の『今日から俺は!!』でブレイクした俳優です。今やCMや映画に引っ張りだこですが、その勢いのあるうちに起用したということ。『今日俺』でおちゃらけた高校生を演じた彼を、今度はハードボイルドな刑事ドラマの主役で使い、新たな一面を育てようとしているのです」(同・日テレ関係者)

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