首里城焼失・修復を支えた当事者たちが語る「喪失感」と「復活への決意」

国内 社会

  • ブックマーク

首里城再建を誓う「琉球史学者」「宮大工」「漆芸家」(1/2)

 沖縄の心の拠りどころが、無残にも崩れ落ちていった。10月31日、世界遺産に登録されている「首里城跡」の上に建つ正殿などが、一夜にして灰燼に帰した大火。原因究明が急がれる中、30年以上にわたる復元作業に携わった人々は早くも“復活への決意”を口にして……。

 ***

 沖縄のシンボルとして威容を誇っていた首里城は、暗闇を紅蓮の炎で照らしながら姿を消した。

「正殿や北殿、南殿など主要な七つの棟が焼失し、その面積は約4200平方メートルに及びました。...

つづきを読む