笠りつ子“死ね!”発言であぶり出された、女子プロゴルフ「タオル事情」
女子ゴルフの笠(りゅう)りつ子選手(32)の「死ね!」発言。関係各位のお怒りはごもっともである。しかし少し角度を変えてこの騒動を眺めると、女子プロゴルファーのタオル事情が見えてきた。
10月31日、笠選手が当面のツアー出場自粛を発表した。「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」期間中に、いつも浴場に備えつけてあるはずのタオルがなかったので、コースの副支配人に“なんで置いてないのか”と詰め寄り、“頭が固い。死ね!”と罵った。こんな顛末である。
彼女直筆の謝罪文から引くと、〈私の不適切な発言により、大会主催者、コース関係者の皆様が不快な思いをされた事は事実です。決して言ってはいけない言葉であったと深く反省して〉いるという。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の処分を待たずに自ら対応したことを潔しとする風潮は感じられず、SNS上では、
〈私も去年の三菱レディース観戦中、ダブルボギーとなってしまったホールで笠プロに『ドンマイ』と声を掛けた際、笠プロから「バカ、ドンマイじゃねぇよ!」と言われました。(中略)まぁ『人間性として』疑問ですよね!〉(原文ママ)
といったゴルフファンによる暴露も相次いだ。彼女の人間性の追及はともかく、渋野日向子選手の“しぶこフィーバー”で盛り上がっているゴルフ界に、とびきり冷たい水を差す格好となったのは疑いのないところ。しかしフシギなのは、タオルがなぜなかったのか、だ。
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