「菊池桃子」の再婚報道、ワイドショーが元姑「五月みどり」に触れない深い事情

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テレビ局が忖度!?

 次も日刊スポーツで、こちらは「西川哲 菊池桃子との結婚延期 招待客をめぐり父と決裂」という95年3月の記事だ。西川会長の権勢がリアルに描かれているため、少し長くなるが引用させていただく。

《プロゴルファー西川哲(26)と女優菊池桃子(26)の結婚式が延期されることが8日、明らかになった。4月24日に東京・港区の新高輪プリンスホテルで青木功夫妻を媒酌人に行われる予定だったが、西川家で挙式の方法などをめぐりトラブルが起き、異例の挙式延期となった。桃子はその心労から7日に十二指腸潰瘍穿孔(かいようせんこう)で吐血し倒れ、都内の病院に緊急入院した。約4週間の入院加療が必要。関係者によると、挙式は12月か来年1月に延期されるという。

 挙式延期は西川と、西川の実父で大手芸能事務所「新栄プロダクション」の西川幸男会長(69)が、挙式をめぐり意見が対立したことに端を発する。

 関係者によると、招待状の発送期限の今月3日に、西川家で最後の打ち合わせが行われた。この際、西川会長と西川の間で主賓、乾杯の音頭など招待者の人選で口論となった。西川会長は古くから芸能界で確固たる地位を築いてきた人物で、芸能界では絶大な力を持つ。交友関係は各界に及び、招待者の割合は菊池側に比べ、西川サイドが圧倒的多数を占めていた。

 これに対し西川が「自分たちのやりたいように式を挙げたい」と申し出て、西川会長が決めていた主賓や乾杯の音頭を取る人などの変更を求めた。「今あるのは、さまざまな人の支えや尽力があってのこと」が信条の西川会長は、「生意気なことを言うんじゃない」と激怒した》

 背景には、西川がプロゴルファーとして不振に悩んでいたこともあったようだ。事実、西川はデビュー当時の輝きを取り戻すことはなく、2010年代は実質的な引退という状態になっている。ちなみに現在は、JRAのクラブ法人「東京サラブレッドレーシング」の代表を務め、競走馬のファンド事業を展開している。父親の西川会長も、生前は馬主として知られていた。

「こうして考えてみると、五月みどりさんにとっても、西川哲さんにとっても、西川会長の謦咳に接した現役の芸能関係者にとっても、菊池さんと西川さんが結婚し、五月さんが義母だったことを触れられるのは、嫌なのかもしれません。そうでなくとも、『万が一、揉めたら大変だ』とワイドショー側が忖度し、自主規制したということでしょう」(同・ベテランスタッフ)

週刊新潮WEB取材班

2019年11月15日掲載

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