「菊池桃子」の再婚報道、ワイドショーが元姑「五月みどり」に触れない深い事情

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五月みどりに忖度?

 データーベースで「菊池桃子 五月みどり 嫁姑」でスポーツ紙の過去記事を検索してみると、3本がヒットした。重複を除いた残り2紙の見出しをご覧いただこう。

◇「菊池桃子、五月みどりと嫁姑共演CM――ミツカン『追いがつおつゆ』」(スポーツニッポン:05年6月24日)

◇「歌手の五月みどりとタレントの菊池桃子がイベント出演、嫁姑問題は良好」(日刊スポーツ:05年12月11日)

 ベテランスタッフは「昔の下世話だけれど、パワーで押し切るようなワイドショーは終わってしまったのでしょうか」と嘆くのだが、しかしながら詳しく調べてみると、離婚時、2人は決して良好な関係ではなかった可能性が出てきた。

 菊池が西川氏との離婚を発表したのは12年1月。17年という結婚生活を経ての破局という点も注目を集めた。結局、本人たちの口から離婚の理由が語られることはなかったが、多くの芸能メディアは「元夫の借金と浮気が原因」との報道を繰り返した。芸能担当記者が解説する。

「菊池さんは慰謝料も養育費も受け取らずに離婚したと報じられましたが、それは当時の西川さんが借金で大変だったからです。雑誌『婦人公論』は12年5月7日号で、五月みどりさんのインタビュー記事『息子の離婚は残念に思うけれど「お金を貸して」と泣きつかれても、私は絶対に援助しません』を掲載しました。母親が厳しい態度で接しなければならないほど、西川さんはお金に困っていたのでしょう」

 さらに「NEWSポストセブン」は、12年8月3日、「離婚した菊池桃子 元姑の五月みどりに相談も援助拒否される」の記事を掲載した。もとは「女性セブン」同年8月16日号に掲載されたものだ。重要な部分を引用しよう。

《周知のとおり、西川の母は五月みどり(72才)だ。元姑である五月にとって、離婚したとはいえ、菊池の子供はかわいい孫であることに変わりない。

「桃子さんとしては、生活を援助してもらおうというのではなく、元のご主人の借金を含め、今後どうしたらいいか相談したかったんだと思います。でも、その話を聞いた五月さんは『どんな状況であろうとも私は手助けしません』と相談に乗らなかったそうです」(前出・芸能関係者)》

 五月は実の息子にも義理の娘にも、平等に接したとは言えるかもしれない。「安易に頼ってもらっては困る」という“愛の鞭”だった可能性はあるだろう。だが「NEWSポストセブン」の記事を読むと、義母の厳しさを菊池がどう受け止めたのかという疑問は残る。

 前出のベテランスタッフは「菊池さんが西川さんと離婚すると、五月さんと菊池さんが距離を置くようになったのは事実だと思います」と振り返りながら、新しい可能性を指摘する。

「ワイドショーが忖度したのは五月さんではなく、西川さんの父親だった故・西川幸男さん(1925~2012)ではないでしょうか。芸能事務所の会長であり、文字通り芸能界の“ドン”として君臨した人ですからね」

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