あおり運転「デマ拡散」で訴えられた豊田市議、“私も被害者”と独特な持論を展開
人の噂も七十五日なんて諺(ことわざ)も今は昔。ネット上の流言は、拡散されれば半永久的にこの世界を駆け巡る。これまで被害者は泣き寝入りするしかなかったが、近年は裁判沙汰となるケースが増え、公職に就くセンセイまで訴えられる始末なのだ。
今年8月、茨城県の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件では“ネット探偵”と化した人々が、その歪んだ正義感を振り翳(かざ)した。傷害容疑で捕まった男の車に同乗し、暴行の様子を撮影した共犯者・通称「ガラケー女」に間違えられた女性の名前と顔が、ウェブ上で拡散してしまったのだ。...