綾瀬はるか「奥様は、取り扱い注意」が映画化 ドラマとは全く違う作品になると心配する声

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スタッフ総入れ替え?

 出演者たちも視聴者同様、「どうなったんだ!?」と思っていたようだ。映画の公式ページに掲載された、綾瀬と西島のコメントにも現れている。

綾瀬:ドラマでは「続きがどうなるんだろう」と気になっていたので、映画化されると聞いてとても嬉しかったです!/西島さんとは約2年ぶりの再会でしたが、そんなに変わっていなかったです(笑)ドラマでは菜美が住んでいる街の中で起こる、主婦たちの事件を解決していましたが、映画ではストーリーがスケールアップしています。/夫婦の絆や形にも注目して頂きたいですし、アクションも見ごたえのある作品になっていると思いますので、楽しみにしていてください!

西島:ドラマの最終回放送後に、「この後、どうなるの?」とよく聞かれていました。現場でも「映画化できたらいいね」と話していたので、すごく嬉しいです。映画撮影初日が勢いのあるアクションシーンだったので、約2年ぶりの現場でしたが、スムーズに役に入れたと思います。/映画では国の問題を解決するストーリーでスケールが大きくなっていますし、屈強な敵を菜美がバタバタと倒していく爽快感も楽しみにして頂ければと思います。

 あの夫婦ゲンカの結末はどうなったのか、ようやく明かされるわけである。来年6月の公開が待ち遠しい人も少なくないはずだが、先の関係者はこう言うのだ。

「本当に続編になるのかどうか……。映画化が発表された時、関係者は皆、驚いていましたよ。主要スタッフのクレジットを見ると、金城氏は原案とあるだけで、脚本も監督もドラマ版とは別の方が担当されるそうですので……」

 脚本は、映画『オオカミ少女と黒王子』(16年・主演:二階堂ふみ[25])や『心が叫びたがってるんだ』(17年・主演:中島健人[25])といった恋愛もので知られる、まなべゆきこ氏(年齢非公開)に。

 監督は、ドラマ『ごくせん』(02年~・日本テレビ、主演:仲間由紀恵[40])や『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(06年・日本テレビ、主演:長瀬智也[41])などで知られる、佐藤東弥氏(60)である。

「通常、ヒットしたテレビドラマを映画化する場合、主演俳優はもちろんのこと、主要スタッフも変わることはない。そもそも映画化は、ドラマが成功したご褒美みたいなものですからね。ましてや『奥様は、取り扱い注意』は、最終回の続きから始まらなければ、観客も納得しないでしょう。ならば脚本は当然、金城氏となるべきですが、交代してしまった。アクションもどうなるのでしょうか。監督は『家政婦のミタ』(11年)や『家売るオンナ』(16年)など数多くの作品をヒットさせた日テレのエース監督、猪股隆一さん(55)だったのですが、これも代わった。さらに、ドラマでプロデューサーだった枝見洋子さん(33)の名もありません。彼女は若手ながら、数々の映画賞に輝いた『桐島、部活やめるってよ』(12年・主演:神木隆之介[26])を企画したことでも知られ、ドラマもクドカン(宮藤官九郎[49])と組んだ『ゆとりですがなにか』(16年・主演:岡田将生[30])などでもプロデューサーを務めています。なにより、金城氏とタッグを組んで、ドラマを成功させた功労者ですからね。また、主演の綾瀬さんとも、女性同士ということで意気投合していたそうなんです。今回も映画化は、ドラマ終了後、すぐに持ち上がった話で、彼女と金城氏が粛々と準備を進めていたと聞きますが……一体何があったのか」(同・関係者)

 気心の知れたスタッフが総入れ替えで、映画化というわけだ。ドラマでは隣家に暮らしていた広末涼子、本田翼(27)の出演もまだ発表されていない。先行きが心配になるばかり……。

週刊新潮WEB取材班

2019年11月11日掲載

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