「弁当拾い爺」「カツラ公言」北村誠吾地方創生相が野党の標的に

国内 政治

  • ブックマーク

カツラじゃない!

 そこへきて、菅原氏の辞任である。さる野党議員は、

「問題は北村大臣の答弁能力。立憲の安住淳国対委員長は“責任を問えるものはなんでもやる”姿勢です」

 巻き返しを図る野党に、北村氏の「弁」は持ちこたえられるのか。

 先のデスクによれば、

「北村大臣は“責任を取る”と言った後、辞任するという意味ではない、と修正しています。前々から、瞬間湯沸かし器と言われ、すぐに怒ってしまう悪い癖がある。大臣就任前から答弁が不安視されていました」

 これまでの言動がその不安に拍車をかけている。

 自民党関係者が証言する。

「党内では“弁当拾い爺”として知られています。午前中の党の部会で用意された弁当が余ると、何個も持って帰る。そんな人は他におらず、初めて見る人は驚いてしまうのです」

 また、カツラ着用を公言していると過去に報じられたり、耳が遠いせいで最近になって、片耳50万円、計100万円の補聴器を新調したと言われている。

「大臣になってからはストレスが溜まる一方のようですね。夜、SPをつけずにウインドブレーカー姿で議員宿舎から外出するのが目撃されています」(同)

 ご本人に見解を伺うと、

「親切な党職員さんが、余った弁当をどうぞと言ってくれるので、持って帰ることはあります。食べ物を捨てないという運動もあるくらいですし、皆で大事に食べましたよ。それに、カツラという言葉は使わない。“脱帽する必要のない帽子”と表現している」

 妙なこだわりである。では、その“帽子”を脱ぐ場面はないのか、と尋ねると、

「風呂に入って頭を洗う時は外すよ!」

 夜のお忍び外出も、

「生活のために買い物に出ることはある。SPがいなくては買い物に行けないなんて、そんな馬鹿なことはないよ」

 さすが、“脱帽”するほかないご答弁なのである。

週刊新潮 2019年11月7日号掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。