チュート徳井「無申告は怠慢」発言に見え隠れした「1円たりとも納税したくない」本心
2億円でマンション購入
確信犯といえば、徳井はかつてラジオ番組でこんなことを話していた。
「移住しようかなと思って、海外に」
5年ほど前、チュートリアルがパーソナリティーの、KBS京都「キョートリアル!」である(14年8月9日放送)。移住への思いを語る徳井はアラブ首長国連邦のドバイを候補に挙げ、
「ドバイに関して言うと、税金というものが一切ないのよ。消費税、法人税、所得税、なにもいらない」
と強調。1円たりとも納税したくないとの本心がのぞく。別の移住先候補のシンガポールについても、「税金が、法人税がすごい安いから」などと語っていた。そんな徳井に対して、
「税務申告について、勉強不足だったという言い訳は通らないと思います」
と、税理士の浦野広明氏は手厳しい。
「本人はルーズだったという説明をしていますが、指摘を受けていたにもかかわらず長年にわたって無申告が続いた状態は、故意に、意図的に税金逃れをしていると言えます。ついうっかり、では言い逃れできないでしょう」
悪質と判断されれば今後、逮捕の可能性もあるという。
「追徴税額を払ったとしても、申告しなかった事実自体が脱税と判断されかねません。たとえば、1千万円の税金を100万円で申告していれば当然、追及されますが、無申告というのは、この1千万円を隠していたという判断になります。だからさらに悪質とされ、今後、刑事的な意味での脱税犯として追及される可能性がまったくないとは言い切れないのです」
無申告が許されるなら、苦労して工作などしないで申告せず、バレたら「どうしようもなくルーズだった」と反省し、払えばいいという話になるわけだ。一番悪質であり、究極の“脱税法”とも言えよう。
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