徳井義実をバッサリ斬ったTBSと“最大限配慮”の日テレ この差はなぜ生まれたか

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 チュートリアル・徳井義実(44)の法人所得の申告漏れと所得隠しが発覚したのは、10月23日のこと。26日には所属する吉本興業が芸能活動自粛を発表したが、在京キー局だけでも9本ものレギュラー番組を抱えていた人気者である。テレビ各局はその対応に追われているものの、その対応はさまざまで……。

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 徳井が在京キー局でレギュラーを務めていた番組は、以下の通り。

●シブヤノオト(NHK総合)MC
●今夜くらべてみました(日本テレビ)MC
●衝撃のアノ人に会ってみた!(日本テレビ)MC
●人生が変わる1分間の深イイ話(日本テレビ)
●しゃべくり007(日本テレビ )
●人生最高レストラン(TBS)MC
●ダブルベッド(TBS)※スタジオキャスト
●TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020(フジテレビ)※スタジオメンバー
●乃木坂46のザ・ドリームバイト!~働き方改革!夢への挑戦!~(フジテレビ)MC

 そもそも徳井問題の第一報は、23日のFNNニュース(フジテレビ)が報じた。他局もすぐに後追いし、この日の夜には、徳井自身が約1億1800万円を無申告であった事実を認め、「想像を絶するだらしなさ、ルーズさ」と謝罪した。民放関係者が言う。

「吉本の芸人については、闇営業騒動があったばかりでしたから、今回はどうすべきか各局ですぐに話し合った。ただ、この時点では、すでに修正申告も済ませ、重加算税も支払ったということでしたからね。まだ彼の降板など考える局はなかったと思います。24日に放送がスタートしたTBSの新番組『ダブルベッド』も、そのまま放送しましたしね」

 ちなみに24日の日刊スポーツは、23日午後7時時点での各局の対応を記事にしている。それによれば、

●NHK「事実関係を確認後に判断」
●日テレ「変更の予定なし」
●TBS「事実関係を確認中」
●フジ「事実関係を確認中」

 第一報を流したフジの「事実関係を確認中」というのはおかしな話だが、ともあれ日テレだけが「変更の予定なし」と明言していた。

 26日に吉本興業は、徳井が過去に銀行預金の差し押さえがあったことや、社会保険に未加入だったことなどを公表。同時に“当面の間、活動を自粛”することを発表した。

「社会保険にまで未加入で、本人も活動自粛となれば、さすがにマズい。そのまま放送するわけにはいきません。すでに25日の時点で26日放送予定だった『人生最高レストラン』の放送休止を発表していたTBSは、30日の社長定例会見で、同番組と『ダブルベッド』から徳井の降板を発表。フジは収録済みの『テラスハウス』で、徳井が出演するスタジオトークをすべてカットすると発表。いずれは降板でしょう。NHKも11月から徳井が出演する大河ドラマ『いだてん』の3日放送分を、徳井の出演シーンをカットして放送時間を1分短くするなどしましたが、すでに撮影が終わったドラマのため、冒頭に『編集などでできるだけ配慮をして放送いたします』と表示するなどして対応しました。その対応が一番、曖昧なのが日テレですね」(前出・民放関係者)

 日テレは、28日の小杉善信社長(65)による定例会見でこう発表した。

〈日本テレビの判断といたしましては、吉本興業側の対応を検討した結果、これから収録する分に関しては、当面の間、出演は見合わせる。収録済みの番組については、最大限配慮して放送する。最大限配慮するというのは編集面ですね〉

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