山梨小1女児行方不明 SNSで犯人扱いされる「母親」が明かした苦悩

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とも子さんが重い口を開き…

「いまは取材を差し控えさせていただきたいんです」

 と口を開くのは、当のとも子さんである。理由を尋ねると言葉少なに、もうネットを炎上させたくない、という旨を語った。ハッシュタグをつけたのも、

「宣伝目的ではない」

 また別居疑惑も、

「家を買ってから、ずっと一緒に住んでいます」

 苦悩を浮かべるとも子さんの代弁をするのは、夫の雅さんの姉である。

「雅が顔を出さなかったのは、会社の方々や顧客に迷惑をかけたくないから。だからインスタなどで顔を出していた母親だけにしたんです。ネットで母親が批判されているのは本当につらい。2人の娘に愛情を注いできたのに、父親がいないときにこんなことになって、責任を感じて、ほとんど寝ずに警察の方々と一生懸命探し回っていました。ハッシュタグだって、心配して連絡してくださった友人やお客さんに自分のインスタがすぐわかるように、と思ってやったこと。一緒に行った家族も成田市の地域の集まりで、そのなかで仲がいい家族とはこれまでもキャンプに行ったと言っていました」

 そして、こう漏らす。

「ネット社会って本当に怖いです。夫婦仲が悪いとか、母親が殺したとか、美咲はあの場所に行っていなかったとか、すべてウソ。世の中、暇人や冷たい人が多いんだと思いました」

 雅さんの父、すなわち美咲ちゃんの祖父は、

「明るく活発な子で、外で遊ぶのが大好きで、こちらにも家族でよく遊びにきていました。神隠しに遭ったようで、なにがあったのかわかりませんが、早く戻ってきてほしい。会いたくて仕方がないです」

 と語った。その心中を少しでも察するならば、ネットへの心無い書きこみなどできないはずだが。

週刊新潮 2019年11月7日号掲載

特集「『山梨小1女児失踪』の闇〈そもそも娘はキャンプに行ってないのでは…〉『募金』『オフ会』が炎上! SNSで犯人扱いされる『母親』の苦悩」より

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