伝統と文化豊かな「東欧」で医学を学ぶ意味 医療崩壊(29)

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 東欧の医学部が関心を集めている。ハンガリー、スロバキア、チェコなどの医学部に約600人程度の日本人が学んでいる。

 最も多いのは、ハンガリーで約500人だ。2006年から受け入れが始まり、2018年までに88名、2019年の夏には18人が卒業した。71人が日本の医師国家試験に合格し、合格率は81%である。

 なぜ、日本の若者が東欧に行くのだろうか。それは英語で授業を受けることができて、経済的な負担が比較的軽いからだ。

 ハンガリーのセンメルワイス大学で学ぶ吉田いづみさんは、「学費は年間170万円、生活費は月に10万円程度」という。...

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